NHKで毎週日曜に放送される動物の生態番組「ダーウィンが来た」ではいろいろな動物の求愛、結婚、夫婦生活、家族について知ることができます。ヒトの社会ほどやさしくない野生動物の世界。その多くは「男はつらいよ」という話です。 強くなければ男じゃない ライオン(Panthera leo) 哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属 典型的一夫多妻制。一匹のオスと複数のメスと子供達でひとつの群れは構成されます。ということは結婚できない男が多数存在します。もちろんオスを選ぶ権利はメスにあります。 ここはアフリカのサバンナ。なにかの都合でオスがいなくなったメスと子供達だけの群れにオスたちが名乗りをあげ近づいてきます。やはり最初は「見た目」が大事。身体の大きさとライオンの場合、そう、タテガミ。一匹のリーダー的なメスがオスに近づいて品定めをします。 「なかなかイケメンじゃん。」 と言っているのかどうか。しかし男は見た目だけではもちろんダメ。そのうちオスどうしの戦いがはじまります。この死ぬかもしれない戦いに勝ったものだけが、メスの群れに受け入れられ、子孫を残せます。 決死の戦いに勝って、亭主となったら、あとは結構らくちんな生活が待っています。狩はメスがするのでオスは食べるだけ。仕事は女にさせて稼いだカネを使えるヒモ生活にはいります。 しかし群れに危険がせまったとき、外敵と戦うのはもちろんオスの仕事。オンナが発するオトコがゾッとするあの禁句 「あんた、男でしょ!」 これを言われたら死を覚悟。自分より強そうな相手にも立ち向かわなければなりません。 また別の流れ者のオスがやってきて自分の奥さん達を奪おうとします。この敵とも常に戦わなければなりません。戦い破れて傷ついてもメス達は 「あんた、だいじょうぶ?いいのよ、あんたのやさしいとこに惚れたんだから・・・。」 と抱いてはくれません。さっさと勝ったほうのオスに乗り換えます。「強くなければ男じゃない。」きびしい現実。負けたオスは群れを去って、さすらいの旅に出かけます。 まだ子どもの男の子達も大人になれば群れを出て、放浪の旅にでなければなりません。やはり「百獣の王」と尊敬されるためには、ただならぬ苦労がともなうようです。 男性諸君!ヒト(人間)に生まれてよかったね。 |