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NHKで毎週日曜に放送される動物の生態番組「ダーウィンが来た」ではいろいろな動物の求愛、結婚、夫婦生活、家族について知ることができます。ヒトの社会ほどやさしくない野生動物の世界。その多くは「男はつらいよ」という話です。

男は見た目で勝負

イッカク(Monodon Monoceros)哺乳綱クジラ目イッカク科イッカク属

一角といいますが角(つの)ではなく牙が一本口から突き出ているクジラの一種。この牙はオスだけのもので、メスにはありません。この牙が長いオスが「いい男」です。

そこで繁殖期にはオスどおしが牙の長さを競い合います。海面から垂直に牙を

「エーイ!天まで届けっ」

とばかりに突き出しているオスたち。勝ち目のない少年のイッカクも参加しています。それを見ながらメスたちが

「カレの牙ってホントに長くてステキ!」

なんて言っているのでしょうか。そのうち誰の牙がいちばん長いか勝負がつき、ひとりがメスたちに迎えられます。負けたオスはいさぎよく退散。しかし他の獣とちがって傷つき破れ、死ぬかもしれないという死闘があるわけではなく、負けても

「今度またがんばろう」

という平和的な争いです。(そりゃーあの牙でさされたら絶対死にますよねぇ。)

というわけで見た目だけで決まるイッカクの恋。単純ですがこれも無駄な争いを防ぐ進化の知恵でしょうか?

ヒト(人間)のオトコの判断基準はいろいろありすぎて戦争が絶えないんでしょうか。

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