NHKで毎週日曜に放送される動物の生態番組「ダーウィンが来た」ではいろいろな動物の求愛、結婚、夫婦生活、家族について知ることができます。ヒトの社会ほどやさしくない野生動物の世界。その多くは「男はつらいよ」という話です。 男は黙って・・・ オオサンショウウオ(Andrias Japonicus)両生綱有尾目サンショウウオ亜目オオサンショウウオ科オオサンショウウオ属 メスの産卵期が近づくとオスは産卵場所を確保しなければなりません。小川の淵で卵が流されない水流、大きめの窪み。 「よしっ!ここだ。」 オスのオオサンショウウオが絶好の場所を見つけました。 「誰にも渡さないぞ。」 見つけた愛の巣に陣取ります。場所を離れたすきに別のオスにせっかくさがした場所を取られる危険があります。じっと動かず場所を確保します。 別のオスが力ずくで奪いにくるときもあります。オスどおしの戦いがはじまります。オオサンショウウオですから、なにかのどかな戦いに見えますが、彼らは必死です。戦いに勝ちライバルを追い払ったあともさらにメスがやってくるのをじっと待ちます。 メスがやっときてくれました。 「ここがいいわ。」 メスは産卵を終えるとどっかへ行ってしまいます。 「じゃあ、あとよろしくネ。バイバイ」 ということで、いきなり親権が父親になってしまい、オスの試練は続きます。孵化するまでじっと動かず何も食べず卵を守るのです。 「ねんねんころりよ」 卵から幼生が生まれ父親のもとを旅立ってやっとお父さんの仕事は終わり。 「わが子たちよ、強く生きよ。輝く小川の星となれ!」 旅立つ子どもたちを見守る父親の姿がそこにありました。 |